EORZEAN SYMPHONY 第二部
12月18日昼公演 第二部 漆黒〜暁月編
小休止を経ていよいよコンサートも後半戦!
漆黒から暁月にかけては比較的記憶に新しく、ストーリー自体の評価も高いのでより鮮明に冒険を思い出してしまいます。
Shadowbringers
開始と同時にJasonさんが登場。会場からは湧き上がるような拍手。
高音で静かなコーラスから立ち上がり、低音のボーカルが力強く歌い上げる背景のスクリーンには漆黒のトレーラーが。このトレーラーが初公開された時の「これからどうなってしまうんだー!」からの最後は「たはー!やっぱり暗黒騎士ですよねー!」ってなった記憶。さり気なくもないタイミングで悠久の風のアレンジが入ってくるところが好き。
To the Edge
Jasonさんのボーカルそのままに漆黒ストーリーの最終決戦へ。
アレンジのなかでもロック調の強い曲ですね。当時はかっこいい曲だなぁ、くらいに思っていましたが、クリアして歌詞に注目すると結構悲しい曲だったりしますよね。同胞の気持ちがわかるからこそもはや降ろせなくなってしまった幕を、最後は一番信頼していた同胞が降ろしにくる。
徐々に記憶を失ってきているエリディブスが、もしアーモロートの十四人委員会の記憶のクリスタルを大切にすることができていたなら、光の戦士がクリスタルを集めてアゼムの力を得ることはなかったわけで。
逆にエリディブスが最後まで記憶のクリスタルの声に耳をかさなかったからこそ、光の戦士がアゼムの力でエメトセルクを喚び寄せて最期の幕を降ろさせたのだから。エメトセルクの深謀遠慮よ。この辺りは漆黒秘話にも書かれてたりしますね。好き。
砕けぬ思い
そんなエメトセルクの思いに涙しながら、そのまま漆黒メインストーリーの大きな区切りとなった戦いの曲へ。決してテンポの速い曲ではないのに壮大で力強く、覚悟を感じさせる曲ですね。
ストーリー上、アシエンの思いも正義も知ってしまったうえでの主張のぶつけ合いになるので、非常に心苦しい思いをしながら戦う場面ですね。懐かしい。
そしてこの曲名にもなっている”思い”は暁月のラストストーリーのとあるセリフでしっかりと回収されていますね。エメトセルクがどんな気持ちでこの戦いに挑んだか垣間見れるので必見ですよ!好き。
Tomorrow and Tomorrow
漆黒編もいよいよラストへ。
ストーリーの要所で流れる感動の名曲。オーケストラサウンドでこれはヤバいですよ(語彙力)
わたしにとってこの曲といえばイノセンス戦の後の水晶公のイベントですね!あの全てをかけて人を思う嘘にはただただ泣くしかなかった。
当時はあるクエストをクリアしているかどうかで最後の演出が少し変わったのですよね。いまはクリアしていることが条件になっているので、クリアしていない場合というのは恐らくもう見ることのできないイベントになっているのかな?歌詞もとてもいいですよね。好き。
迷宮
祖堅さんにオタマトーン持たせたらどうなるかなんてわかってるじゃないですか。好き。
Your Answer
世界を分けて次へ託すというヴェーネスが出した答えと覚悟がAnswersという曲の歌詞となっていますが、Your Answerは全てを知った光の戦士、暁のメンバーに対するハイデリンからの問いであり答えとなっている曲ですね。歌詞のない曲(厳密には「聞いて、感じて、考えて、共に答えを」といったコーラスが後ろで流れていますが)なので、あの戦いこそがハイデリンへの答えとなっているわけです。過去イチ苦しい討滅戦。
ドラム組のゆったりだけれども深く響いて芯から突き上げてくる低音がハイデリンの覚悟を思わせますね。スクリーンに流れる戦闘前後のムービーで目頭が熱くなります。光の戦士の記憶と時間が追いついたことを喜ぶヴェーネスとしての笑顔と、覚悟を示すハイデリンとしての表情の切り替えが印象的です。ムービー最後の選択肢はハイデリンと呼ぶか、ヴェーネスと呼ぶかの2択。結果は変わりませんが非常にニクい演出でした。もらい泣き。好き。
Close in the Distance
ウルティマ・トゥーレのBGM。ストーリー中ではメーティオンに向かって足を進める光の戦士のBGMの印象が強い曲です。一人になっても歩みを止めないこの時かかっているバフの名前が「エンドウォーカー」で見事なタイトル回収。感動でした。
再びJasonさんのボーカルとともにスクリーンには振り返るようにこれまでの冒険が。そして指揮者・栗田氏の合図とともに前列からふわりと広がるような真っ白いエルピスの花たち。あの創造魔法を思わせる、音と光と観客全てが一体となった瞬間。泣いちゃった。好き。
Flow
言うまでもなく名曲 of 名曲。個人的には暁月を代表する曲です。
ヴェーネスが人を想う曲ですね。ボーカルAmandaさんの包むような、響くような歌声が、海の底にさす光のような深く青い照明に晒されて、とにかく心地よくも悲しい。多くは語るまい。一言で表すなら「情緒がLimit Break」好き。
ENDCALLER
オーケストラもいよいよ最後。ゾディアークとの戦いで流れた曲です。
低音の歌声から始まる攻め立てるような男女のコーラスと、それに負けない弦楽器、リズム隊の殴り合いのような音楽。何度もリズムが変わり、一瞬の静寂の後に始まる、まるで別の曲のようなこの曲はどこか歪なのに高揚させるまさにゾディアークのような曲。スクリーンも音楽に合わせるように目まぐるしくこれまでの敵たちが映し出され、最後にして気分は最高潮に。好き。
このあとアンコールで2曲ほどやりましたが、ネタバレになるので割愛。
最後まで気の抜けない、本当によいオーケストラコンサートでした。最後のスクリーンに映されたのは光の戦士の帰還を喜ぶみんなの笑顔。素敵な終幕でした。
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